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外壁材の種類と塗料との相性

2021.08.28

 外壁の塗装は、10年が塗り替えのタイミングと言われており、劣化状況を見つつ施工を行う必要があります。

もし、塗装工事を行わず劣化した外壁をそのまま放置すると、塗装のヒビ割れや剥がれが起こった箇所から、雨風の影響で外壁に水が侵入し、雨漏りが発生する可能性もあります。

そのため、塗装工事はご自宅を長く快適に保つためには必要不可欠な工事です!

しかし、一口に塗装工事といっても、ご自宅の外壁材が何を使用しているかによって採用する塗料や施工内容が異なります。

ですが外壁材にはたくさんの種類があるので、それに適した塗料を使用しなければ、塗装工事の意味がありません。

ここまでお読みいただくと、ご自宅の外壁がどんなものか今まで気にしていなかった。という方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は外壁材の種類と塗料の相性についてご紹介させて頂きます。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁の種類と特徴

現在、外壁として多く採用されている外壁材は、サイディングとモルタルです。

ちなみにサイディングにも、様々な種類があり、その中でも多く採用されているのが、窯業系サイディングと金属系サイディングです。

窯業系サイディングはセメント系の外壁材で、デザインが豊富なことと、価格が安いということで新築の市場では非常に人気があります。

金属系サイディングは耐震性や断熱性に優れており、水分を吸収しにくいといった特徴があります。

この2つ以外にも、少数派ですが樹脂系サイディングや木質系サイディングなどがあります。

現在では、多くの住宅の外壁材にサイディングが採用されていますが、一昔前の住宅ではモルタル外壁が多く採用されていました。

モルタルは砂とセメントを混ぜてつくった外壁であるため、耐震性や耐火性に優れています。

また、リシン仕上げやスタッコ仕上げなどのような模様をつけて仕上げる工法もあるため、デザイン性にも優れているのが魅力です。

なお、住宅で採用されることの多いサイディングとモルタルですが、実はこの2つ以外にも外壁材の種類はあります。

それは例えば、トタンやコンクリート、ALCなどです。
トタンは軽くて価格が安い外壁ですが、耐久性が低く錆びやすいため、錆止め塗料の塗布など、こまめなメンテナンスが必要です。

また、コンクリート外壁はモルタルよりも耐久性が高く、防音性にも優れています。
一般の住宅では、コンクリート外壁の採用は決して多くないのですが、コンクリート外壁を愛用されているファンは一定数いらっしゃいます。

また、コンクリートよりも軽量でありながら、高い強度と遮音性に優れているのがALCです。

ALCは、外壁だけではなく床や屋根などに使用されることも多く、住宅以外の建物へも積極的に採用されています。

このように、一口に「外壁」といってもその種類は非常に多く、それぞれに特徴があります。
現在お住まいのご自宅はどんな外壁が採用されているか、改めて確認してみましょう。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

塗装に種類はあるの?

塗装に用いられる塗料は、色を付ける役割を担う顔料、耐久性を高める樹脂、機能を追加する添加物等が含まれています。

顔料や樹脂、添加物はほとんどが元々液体ではないため、塗料として液体に溶かした状態に加工し、それを外壁に塗布します。その後に塗料の濡れ(液体)を乾燥させることによって塗膜が形成され、外壁に密着させることが可能となります。

この時に使用する液体がシンナーのような溶剤であれば溶剤系、水であれば水性と分類されます。
さらに、溶剤系と水性どちらの塗料も1液型と2液型に分類されており、1液型はそのまま使えるのですが、2液型は主剤と硬化剤を混ぜて使用するため、1液型よりも耐久性に優れるといった違いがあります。

また、塗料に含まれる樹脂にも種類があり、使用する樹脂によって耐久性や金額が異なります。

そのため、塗料は使用する樹脂によって大まかに4つのグレード分けがされます。
その4つのグレードとは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素です。

アクリルは価格が安いのですが耐久性が低いため、定期的な塗装が必要です。

ウレタンは、密着性に優れており、付帯部や木部の塗装にも採用されます。

シリコンは、耐久性に優れているものの、アクリルやウレタンよりも価格が高額になります。

フッ素は前述した4種類の中では最も耐久性に優れているものの、その分、価格も高い傾向があります。

このように、塗料は生成する段階で使用する原材料(液体の種類や、含まれる樹脂の種類)によって金額も用途も特徴も大きく異なってくるのです。

こうした豊富な種類の塗料の中から、ご自宅の外壁と相性のいいものを選択することが外壁塗装を成功させる一因となります。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁ごとに適した塗装はあるの?

外壁にも塗料にも様々な種類がありますが、施工の際には上塗り塗料よりも下塗り塗料の選定に適したものを採用できるかどうかが、外壁塗装を成功させるポイントとなります。

多くの住宅で使用されている窯業系サイディングは、セメント系の外壁材であるため、劣化していくと熱をためやすく、水を吸いやすい性質があります。
よって、脆くなった基材を補強できるような含浸性のある下塗り材を採用する必要があります。

一方、窯業サイディングとは逆に、モルタルの下塗り塗料には弾性塗料が適しています。
モルタルは、塗装のヒビ割れが起こりやすく、そこから雨水が侵入してしまう場合があります。

そのため、塗装のヒビ割れを補修するような機能を持つ弾性塗料が適しています。

トタンや金属サイディングの外壁の場合には、サビ止めが入っている下塗り塗料を選択しましょう。
サビがひどい場合は、塗装工程前にケレン作業を行なって錆をあらかじめ削り取っておくことで、錆止め塗料の機能を発揮できるようになります。

ALCの外壁は、吸水性に優れているという特徴があるため防水性の高い塗料や、湿気がこもらないようにするために透湿性の高い塗料の使用がオススメです。

このように、外壁の種類によって、ダメージの進行状況によって「適切な塗料」は変わります。

この「適切」を見誤ってしまうと、塗装工事の寿命が短くなるだけではなく、外壁の劣化を進めてしまうことになりかねません!

外壁塗装を検討される場合には、まず外壁の種類を確認して、どんな塗料がマッチするのかを確認する必要があると言えるでしょう。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁塗装工事で失敗しないためには?

一口に外壁塗装といっても、外壁や塗料にはたくさんの種類があり、それぞれに相性があるため、素人にはその組み合わせを考えることは難しいですよね。

しかし、外壁と塗料の相性を気にせずに施工してしまうと、塗装工事の品質に関わるだけでなく、外壁の劣化を促進させることにもつながります。また、工事後すぐに塗り直しが必要になるなど、様々なトラブルの原因になりかねません。

こうしたトラブルが1つでも発生してしまうと、塗装工事が成功したとは言えませんよね。

塗装工事を行うのであれば、トラブルなく工事を終えたいと思うのはみなさん一緒です。
ですから塗装工事のトラブルを防ぐためにも、外壁塗装を検討した段階で複数の専門業者に意見を聞いてみるのも良いでしょう。
専門業者は塗装のプロであるため、どの外壁にはどの塗料が適しているかをきちんと判断してくれることでしょう。
また、過去の施工例の資料も所持しているため、それを参考にしながら話を進めるのも良いでしょう。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は外壁材の種類と塗料の相性について、ご紹介させて頂きました。

外壁塗装と一口に言っても、使用する塗料の種類や外壁との相性、塗り方や施工の進め方など、必要な知識は非常に多くあります。
そのため、まずは専門業者に見積もりの依頼を行い、現状を確認してもらうことをお勧めします。

また、プラン選定の段階においては、使用する塗料によって、塗装工事の金額が変動することを知っておきましょう。
そして、提案された塗料がどうゆう根拠でご自宅の外壁に適しているかを確認しておくことも必要です。

見積もり費用が安くても、外壁と塗料の相性が悪く、使用する塗料の機能性も高くない場合は、長い目でみた場合に満足のいく外壁塗装工事とならないことが予想されます。
外壁塗装は、安価であればいいというわけではありません!

必ずプロの目で見極めてもらい、最適な塗料で施工を行うことが、外壁塗装を成功させる近道だということを認識しておきましょう。


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