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木部塗装で美しく木部を保護するための時期や注意点について

2020.04.10

今回は、お住まいの外観に使われている木部のメンテナンスについてお伝えいたします。
新築の時はナチュラルテイストの外観が気に入っていたけれど、数年たった今では色あせた外観を見て見ぬフリをしている。
という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はすぐに色あせてしまうように思える、外装の木部箇所についての基本情報を皆さんにお伝えいたします。



1.木部塗装のタイミング


住まいの外観で木が使用されている箇所はたくさんありますが、色あせが気になってきたならば、それはメンテナンスの時期が来ていると言えるでしょう。
ログハウスに始まり、無垢板を貼った外壁や和風住宅の軒天など、住宅には木材が使用されている箇所がたくさんあります。
屋根や外壁同様、太陽の紫外線を受け、風雨に晒されるところは特に、他の部分よりダメージを受けやすいので、当然外壁や屋根より短いスパンでのメンテナンスが必要となります。
再塗装までの期間は一般的に2〜5年が目安とされていますが、色あせやカビ・コケの繁殖状況を見定めダメージの進行状況に合わせて再塗装を行いましょう。

2.木部塗料の種類

木部塗料は基本的に3種類あります。
1つ目はニスと呼ばれる木部の艶を調整する透明なコーティング材です。主に内装用に用いられ、木部に劣化が見られない場合や、今の色味を変えたくない時に使用します。
艶を出すタイプと艶を消してマットに仕上げるタイプがありますが、通常外装リフォームでは使用しません。
2つ目はステイン系と呼ばれるもので、木目を残しながら全体に着色する半透明タイプです。
油性タイプなので木が水を吸収するのを防ぎます。
カビやコケなどの汚れが少なく、ダメージが少ない場合は外装リフォームにもよく用いられます。
3つ目は木目を塗りつぶして綺麗に発色させるエマルションタイプです。
艶のない水性タイプで、現状の色を変えたい場合や、劣化ダメージによる色のくすみなどをカバーする時などに活躍します。

3.なぜ木部を塗装する必要があるのか

木部を塗装する場合は、木部専用の塗料を使用します。
なぜなら、木は呼吸する建材のため外壁や屋根の塗料とは内容成分が異なるからです。
また木材は呼吸だけでなく、水分も吸収します。しかし、その水分は木材の大敵です。
なぜなら必要以上の水分はカビやコケの発生を招き、木を腐食させてしまう原因だからです。
そこで、住まいの外観に使用されている木材には木部塗装という形で防水処置が取られています。
ですから、もしお住まいの色あせが気になる。と感じられた場合は、残念ながら塗装の塗膜が劣化している証拠です。
塗膜で守られていない木部は水分を吸収しやすく、尚且つ紫外線のダメージも受けやすい状態です。
そしてシロアリなどの害虫にも狙われやすいので、塗料の塗膜でしっかりと木材を保護し防水性と防虫性を維持することが必要なのです。
 
 

4.木部塗装できない場合は・・・

木部の劣化が進行しており、腐食や割れ、裂けが発生しているのであれば、木部塗装はおすすめできません。
木材が塗料を際限なく吸い込んでしまったり、塗装時にボロボロと木片が刷毛に付いてしまう状態では、塗装したとしても防水性や防虫性を発揮できないからです。
その場合は木材を交換するための大工工事が必要となり、費用もそれなりに高くついてしまいます。
最近では、住宅の構造に影響を及ぼすような劣化でなければ、木部柄の建材を貼ってカバーする方法もあります。
メンテナンスサイクルも長く、模様は印刷ですから色あせにも強いのが魅力です。
木部柄から別の質感の柄にも変更できるので、外装リフォーム建材として注目されています。
 

5.まとめ

外壁リフォームで使用される木部塗料は主に油性のステインタイプと水性のエマルションタイプの2つに分かれます。
ステインタイプは木目を残して木の質感を感じさせる仕上がりになります。
エマルションタイプは木目を塗りつぶして今までのイメージを変えたり、洗浄でも洗い流せなかったくすみや黒ずみを高い発色性で隠すことができます。
しかし、一度油性のステインタイプを使用した上から水性のエマルションタイプを塗布することはできません。
逆もまた然りです。その点だけは注意しておきましょう。
どちらを選んだとしても、木部塗装の本来の目的は防水性と防虫性なので、色あせが気になったり、確実に色ハゲが発生している場合には木部専用の塗料で再塗装を行いましょう。

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